トランペット

トランペットとは金管楽器の代表格です。

≪トランペットの主な構造について≫

●ピストン・トランペット
これは、ピストン・バルブを使って管長(トランペットの管の長さ)を変化させます。
ロータリートランペットに比べると音色が華やかで明るいです。
オーケストラなどにおけるソロに大変向いており、日本やアメリカで一般的に使用されています。

●ロータリー・トランペット
ロータリー弁を回転させて息の流れを変化させます。
楽器を横に構え演奏するのが特徴で、
ピストン・トランペットに比べて音色が大変柔らかいです。
フルート・ファゴット・オーボエと言った木管楽器や、弦楽器と相性がよく、
音色が溶け込んで違和感がありません。
東ヨーロッパやドイツで普及しているタイプのトランペットです。

≪トランペットの種類について≫

●ピッコロトランペット
バロック音楽を演奏する際に欠かせないタイプのトランペットです。
ほとんどまっすぐなボディーから放たれる音色は、
華やかで伸びのある高音が特徴的です。
※ボレロなどに使われるタイプ

●コルネット
形態はトランペットに酷似してますが、管の形状が円錐管であることが大きな違いです。
丸みを帯びたボディーなので、音に鋭さはないが、まろやかな優しい柔らかい音色です。
※吹奏楽やブラスバンド、ジャズに使われるタイプ

●フリューゲルホルン
コルネットより円錐管の拡がりが極端なので、より柔らかい甘美な響きが特徴です。
肉声に近い音質の印象から、ジャズやアドリブプレーヤーに珍重されています。
高音域の演奏には向きません。
※ジャズに使われるタイプ


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